「タイガー、ファイヤー」って？

地下アイドルのライブに行くにあたって何かを覚えるとか用意する必要はありません。

ただしひとつだけ、知っておいたほうがいいかなというのがあります。

それは「MIX（ミックス）」についてです。

なぜなら、地下アイドルのライブでは３～５曲に１曲は必ずMIXが入るからです。

MIXを知らないあなたは「えっ、なにこれ」と頭の中にはてなマークだらけになるでしょう。

だからMIXがどのようなものかについてだけは知っておいたほうが、あなたはより地下アイドルライブになじみやすいかと思います。

MIXとの出会い

わたしが初めてMIXというのを知ったのはAKB48がきっかけです。

たしか知り合いに借りたDVDだったと記憶してます。

 

ライブの曲中、歌が歌われていない前奏や間奏の時にファンが何やら叫んでいるのです。

そして叫んでいるその言葉は、どうやらみんなそろって同じ言葉を言ってるらしい。

はっきりとは聞き取れないのだが、何か「まえだ！まえだ１まえだ！」って叫んでいるっぽい。

AKBのセンターが前田敦子さんだからそう叫んでるのかなぁ

でもなんか違う言葉も言ってるよなぁ、と思って後日友達に会った時に聞いてみました。

 

曲の前奏の時にみんな「まえだ！まえだ！まえだ！」みたいなこと叫んでるけど

あれはいったい何してるの？

そしてその時にわたしはMIXを理解したのです。

「まえだ！まえだ！まえだ！」ではなく「タイガー！ファイヤー！サイバー！」であることを

MIXとは

曲の伴奏のリズムに合わせて言葉を並べたファンの掛け声のことです。

好きなアイドルのライブに感情が高まったファンの「魂の叫び」とも言われています。

MIXのタイミングは、歌が歌われていない時＝歌が歌われる前の前奏・歌と歌の間の間奏・歌い終わった後の後奏が一般的で、たまに歌ってる最中にMIXが入ることもあります。

MIXは曲によって入れるタイミングとどのパターンを入れるかが決まっている。

ここでMIXの掛け声の基本パターンを紹介しよう。

MIXの基本３パターン

基本はスタンダード（英語）、ジャパニーズ（日本語）、アイヌ（アイヌ語）の３パターン

※基本はジャージャーまで、伴奏の長さにより【ファイボ、ワイパー】まで入る

※基本は化繊まで、伴奏の長さにより【飛、除去】まで入る

※基本は①の最後がミョーホントゥスケ（ゼンキョーバージョン）、伴奏の長さによりミョーホントゥスケの部分が②のウィスペ、ケスィ、スィスパーになる

MIXを入れるタイミング

MIXを入れるタイミングは何の心配もありません。

MIXが入る前に必ず誰かが合図をします。

よくある合図は

わたしがAKB劇場に通っていた時、AKB現場では「あ～、よっしゃいくぞー」

地下アイドルのライブに行ったら「ジャー、ジャー」

最近の地下アイドルのライブではパンパンと２回手を叩いてから「しゃー、いくぞー」

このように合図の仕方はアイドルや場所によって変わります（他にもいろいろあります）がどのタイミングで入れるかは簡単にわかります。

MIXに慣れると曲のリズムと感覚で入るタイミングはなんとなくわかってきます。

英語・日本語・アイヌ語のどれを言えばいいの

MIXを入れるタイミングは曲によって１回だったり、２回、３回と変わりますが入れる順番は変わりません。

最初のMIXは英語です。次が日本語、３回目があればアイヌ語です。

また間奏や後奏で伴奏が長い時に、英語・日本語・アイヌ語と３つのパターンを続けて一気に言う場面もあります。これは３連と呼ばれています。

MIXもいろいろある

ここまでMIXの基本パターンを説明してきました。

この基本パターンさえ覚えてしまえばどこのアイドルライブに行っても楽しめるでしょう。

しかし説明した基本パターン以外にもMIXはあり、またアイドル現場ごとに新しいMIXが作られたりしますので、あなたが対応できない場面もでてくるでしょう。

それについてはそれぞれ個別で対応してください。

ただしMIXでは言葉をきれいにはっきり言わず、濁っただみ声のような感じに発せられる傾向が多いので、近くにいても何を言っているのかさっぱりわからないことがあります。

そんな時は物販の時間にでもそのアイドルのベテランそうなファンに聞いてみてください。

 

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まとめ

MIXは曲の伴奏中のファンの掛け声です。

英語・日本語・アイヌ語の３つの基本パターンがあります。

MIXについて説明してきましたが、はじめて地下アイドルのライブに行くのにMIXの基本パターンを全部覚える必要はありません。ひとつも覚えなくていいです。

 

ただMIXという掛け声があることを知っておいてください。

ライブが好きになれば自然とMIXになじんでくるでしょう。

また、MIXはかっこよく気分も盛り上がるので、すぐに覚えたくなります。（個人差あり）

そのうち街なかでノリの良い音楽が流れていると、心のなかで自然とMIXを叫んでいる状態になることでしょう。