第一印象を良くするために「話し方」の好感度を上げよう
今回は「握手会の会話であなたの好感度を上げる方法」シリーズの4回目になります。
これまでの記事で説明したことを簡単にまとめると
1回目の記事「握手会の会話であなたの好感度を上げる方法①第一印象の重要性」では
●好感を持たれることと、顔の好みは関係ない。
●人は出会った最初の2秒=第一印象でその人の価値を決める。
2回目の記事「握手会の会話であなたの好感度を上げる方法②第一印象を良くする方法 」では
●メラビアンの法則によれば、人の第一印象の判断は「見た目」が55%、「話し方」が38%、「話しの内容」については7%。
●アイドルとの初対面では「話す内容」を心配するより「見た目」と「話し方」を気をつけることの方が重要
3回目の記事「握手会の会話であなたの好感度を上げる方法③見た目の好感度を上げよう」では
●「見た目」の好感度を上げるために必要なこととして
①身だしなみを整える
②笑顔の表情を作る
③自分の視線を意識する
について具体的な方法を説明しました。
以前のブログで説明したように、メラビアンの法則によれば人の第一印象の判断は「見た目」が55%、「話し方」が38%、「話しの内容」については7%。になります。
今回のブログでは、メラビアンの法則で2番めに大事とされる「話し方」について具体的に説明します。
「話し方」の好感度を上げる方法
第一印象で「話し方」の好感度を上げるために必要なこと
1,自分の声を意識する
2.メロディ(強弱)をつけて話す
3.聞き上手になる
1,自分の声を意識する
「話す内容」よりも重要なのは「話し方」です。
人は「話す内容」を気にするよりも先に、相手の「話し方」であなたのことが生理的に合うか合わないかをチェックしていると思ったおいたほうがいいです。
そして「話し方」であなたが意識しなければいけないことは、声についてです。
声を意識するということは、あなたの声が相手の耳にどんな音で届いているかということ。
「見た目」視覚情報だとすれば、「話し方」は聴覚情報になります。
ようはあなたの声の質、話す早さ、声の大きさ、口調が相手の耳にどう感じられているのかが大切になるのです。
それでは、声について具体的に何を意識すればいいのかを説明します。
高い声で話す
第一印象で好印象を与えるあために,低い声で話すよりも高い声で話す方が効果的です。
(第一印象についてのことです。)
高い声と低い声、それぞれが良い特徴を持っています。
高い声が与える良い印象
・社交性
・人の良さ
・やる気
低い声が与える良い印象
・聡明さ
・信頼感
低い声にも、聡明さ、信頼感といった良い印象がありますが、これらはある程度お互いのコミュニケーションが出来た上でのことであり、初対面での最初の会話での低い声は好印象を与えません。
どのくらいの声の高さで話したらいいの?
それでは実際の、どのくらいの声の高さで話したら良いのか?
音の高低は、音楽で習ったドレミファソラシドを基準に判断します。
最初のドは低く、最後のドまでどんどん高い音になっていきます。
●ドレミは禁止
ドレミの音の高さは低いため、初対面で好印象を与えません。
●ファソを使って話す
一番好印象を与える音の高さはファとソになります。
これ以上高いとまた逆効果になります。
ファとソの音の高さで話すことが当たり前になるように、普段の会話から気をつけて意識してみましょう。
2.メロディ(強弱)をつけて話す
人はメロディに心を動かされる生き物です。
音の強弱をつけたり、わざと間を開けてタメたりすることで、本当に伝えたいことを印象づけたり、あなたのことが印象づけられたりします。
ようは歌を歌うときと一緒です。
カラオケで最初から最後まで同じ音の高さで同じテンションで歌われるよりも、歌詞に合わせて気持ちをこめ、高い声を出したり低い声を出したりテンションを上げたりした方が、あなたの心に響くはずです。
メロディ(強弱)をつけて話す方法
それではメロディ(強弱)をつけて話すために具体的にどうしたらいいかを説明します。
1.大きく高く聞き取りやすい声でゆっくり話す。
まずは初対面で会話する時の基本として、大きく高く聞き取りやすい声でゆっくり話すことは大前提になります。
初めて話す人の声は、初対面で緊張していることもあり慣れるまで聞き取りにくいものです。
そんな時に、大きく高く聞き取りやすい声でゆっくり話すことで、相手はあなたに対ししっかり伝えようとしてくれている安心感を感じ、また話が聞き取りやすくわかりやすいので精神状態が緊張からリラックスへと変わります。
高い音は音の高低で説明したファとソの音を使って話しましょう。
2.音に強弱をつける
大きく高く聞き取りやすい声でゆっくり話すで話すのが基本ですが、わざとメリハリをつけることで相手の印象に残す事ができます。
ではメリハリをつけ相手の印象に残すために具体的にどうしたらいいのか
①大事な話や言葉の前に、3秒くらい間を開ける。
②大事なことを、わざと少し声を小さく低くして話す。
③大事な話・言葉をもう一度繰り返す
①大事な話や言葉の前に、3秒くらい間を開ける。
人は間があくことを恐れて、どんどん話を続けてしまう人が多いが、話しがうまい人はこの間をうまく使っています。
どうして間を空けるかと言うと、間を開けることによって「注目」してもらえるようになるからです。
人は、普通に話をしている時は聞き流していても、話しを止められると逆に気になり注意を引くようになります。
だから大事な事を伝える時には、わざと間を空けて、アイドルの顔をじっと見て、3秒ためてから話ししてみましょう。
②大事なことを、わざと少し声を小さく低くして話す。
歌の例でも説明しましたが、最初から最後まで同じトーンで話されても印象に残りません。
メリハリを付けて大事なことは逆に小さく伝える事で、耳を澄まして注意深く聞いてくれるようになるし、印象に残って覚えてもらえます。
③大事な話・言葉をもう一度繰り返す
歌のサビは同じフレーズが繰り返されます。
なぜなら、サビの部分が一番大事で伝えたい部分だからです。
であれば会話でも一緒です。
あれこれ言っても会話の内容を全部は覚えてもらえません。
それに人は1回言われたくらいで覚えてしまう頭脳を持っていません。
1回言われたくらいで覚えられないから、試験勉強や受験でみんな苦労しているのです。
だからあなたが本当に伝えたい事があるなら、同じ言葉でかまわないので繰り返し伝えましょう。
握手会の時間は短いです。
あれこれ話す内容を考えるより、ひとことでいいので本当に伝えたいことを、1回の握手会につき1回この方法を使ってあなたの気持ちを伝えてください。
3.聞き上手になる
わたしたちは話を聞くよりも話すほうが好きです。
セミナーや講義などのような聞くことが目的なら別として、普通の会話やミーティングでは、話をしている人は満足していますが、聞いているだけの人はあまり楽しくありません。
アイドルの握手会では、あなたは言いたいことがたくさんあると思います。
アイドルも話がしたい
しかしアイドルの方は、次から次へと来る人が言っていることをただ聞いているだけでは、あまり楽しくありません。
アイドルも話しをしたいのです。
あなたが話を聞いてくれるとアイドルは気分が良くなります。
また、気分がよくなりどんどん喋ってきます。
そんな時はアイドルの話をさえぎらず話を聞くようにしましょう。
そしてあなたが話を聞いていることをしっかりとアピールしましょう。
あなたが話をしっかりと聞いてくれることがあなたの印象をアップさせるのです。
聞き上手になる方法
①大きくうなずく
大げさな位に、あなたが普段している以上に大きくうなずいてください。
②声を出して同意のあいづちを打つ
アイドルの話に対し「そうだね~」など声を出して同意しましょう。
初対面ではアイドルの気分を良くすることを優先して無駄な反論は避けてください。
そうすればアイドルは気分良くなりあなたの好印象間違い無しです。
以上、今回は第一印象で「話し方」の好感度を上げるために必要なこととして
1,自分の声を意識する
2.メロディ(強弱)をつけて話す
3.聞き上手になる
について説明しました。
次回は、メラビアンの法則で第一印象で好感度を上げるための3番目になっている「話す内容」について具体的に説明していきます。