サッカーと地下アイドル応援の試合勘
日本VSイラク戦
昨日、ロシアワールドカップアジア最終予選の日本VSイラク戦が行われ、結果は1-1の引き分けでした。
この結果、日はB組で勝ち点1位ですが、勝ち点1差でサウジアラビアとオーストラリアが追う状況になりました。
アジア最終予選は残り2試合。
日本は勝ち点1位ですが、残り2試合にオーストラリア戦とサウジアラビア戦を残していて、なおかつオーストラリアとサウジアラビアが残している、日本以外のもう1試合がほぼ勝てる国が相手なので、日本は勝ち点1差のアドバンテージがありながらも、やや苦しい立場にいると見られています。
とは言え、オーストラリアかサウジアラビアのどちらかに勝利すれば、ワールドカップ出場決定です。
最近の日本代表の試合を見ていると、不安材料が多いですが、何とか立て直してワールドカップ本戦の切符をつかんでほしいですね。
サッカーの試合勘って
サッカーでよく言われていることに、試合勘があります。
怪我で欠場していたり、レギュラーからはずされて試合から遠ざかっていたり、試合に出ても途中交代で5分か10分くらいしかプレーしていない選手がスターティングメンバーで出場する時によく使われています。
海外組に使われることの多い試合勘
最近では、海外のチームにいる選手で所属チームの試合にはレギュラーで出場できないが、日本代表の試合では主力メンバーとして出場する選手に対して指摘されることが多い、
試合勘には、いろいろな意味合いがあります。
●文字通り試合に出場することになれていない。
●チームの連携になじんでいない。
●以前は何も考えず自然に出来ていたことに対して考えてしてしまう。
●長い時間プレーするための、スタミナの配分が調整できない。
●まわりに合わせようとしすぎて自分の良さを出せない、など。
これよくわかります。
地下アイドル応援の試合勘
何がよくわかるのか。
地下アイドルの応援も一緒だからです。
「はぁ!?プロのサッカーと地下アイドルの応援を一緒にするな」と思う人もいるだろうが、今回はジャンルやレベルについてではなく、試合勘についての話しです。
必死に取り組んでいたからこそ
だから地下アイドルの応援でなくても、あなたが普段からずうっと必死で一生懸命取り組んでいたことを半月~1年くらいやめて、またやり始めたことに置き換えたようなつもりで読んでくれたらいいです。
地下アイドルの応援と言っても、お客さん感覚で周りに合わせて気楽に応援している人には、あまり当てはまる話ではありません。
地下アイドルの応援で試合勘を感じるのは、ライブ中に最前センター付近でアイドルの応援を率先して引っ張ってきた人に出てくる感覚です。
最前センターで応援しているファン
アイドルやファンによってそれぞれ特徴があるので全部にあてはまる話しではないですが、地下アイドルのライブに対して最前センターに立って応援することは、ただの応援ではなく試合に挑むような気持ちをもって応援に入ります。(ここ最近は以前に比べると、そんな雰囲気の感じられる応援は少なくなりましたが)
●ライブの盛り上げ
●応援の先導
●観客スペースの盛り上げ
●みんなが楽しめるような心遣い
●新しいファンが入ってきやすいような雰囲気作り
●出演しているアイドルへの気配り
●ライブの流れに合わせた臨機応変な応援の対応
体が勝手に反応している
地下アイドルにライブには楽しい現場とそうでない現場がありますが、ライブが楽しい現場で先頭に立って応援しているファンは、これらのことを当たり前のようにこなしながらライブを楽しんでいます。
やることが多いように見えますが、体が勝手に反応しているのです。
(最前センターでの応援については、別記事で後日記事にする予定です)
しばらくライブに来なかった場合
そういったファンが、何らかの理由でしばらく応援できなくなったとしよう。
地下アイドルのライブ会場に来れなかったファンが、半年ぶりに顔を出したライブで最前センターを務めたとする。
自然に出来てたことが・・・
そのファンは、以前は何も考えずに当たり前のような感覚でこなしていたことが、当たり前ではなくなっているのである。
例えば
●コールを入れるのはここで良かったんだっけ?
●どこでMIXを入れるんだったろう?
●なんか緊張してうまく動けないなぁ
●大きな声が思うように出ないぞ。
●まわりを見る余裕が全然ない。
●今までは先頭切ってやっていたことに、まわりに正解を求めている。
このような状況が起こってくる。
試合勘がにぶっている
まさにこれが試合勘というやつだ。
自分では当たり前に出来ると思っていることが出来ない。
試合勘が鈍っている。
考えなくちゃわからなくなっている。
試合勘は慣らせば戻る
何事もそうだが、しばらく離れていたらこうなるのも当然だ。
だから、久しぶりにやることについては、体を慣らすことが必要だ。
体を慣らしてさえしまえば、わりかし簡単に以前のような状態に戻る。
地下アイドルの応援でも5~6回くらい現場に来れば、以前のように体が自然に反応してくれるし、新しいアイデアも湧いてくるようになるのである。