探検バクモン「AKB48グループ衣装工房」に学ぶ衣装を使ったヒット戦略

探検バクモン「AKB48グループ衣装工房」から学ぶアイドルがヒットする法則

8月30日にNHK総合で放送された番組「探検バクモン」でAKB48グループ衣装工房に潜入し、衣装に隠されたヒットの戦略や小物でアイドルを輝かせるテクニックが紹介されました。

この番組については、このブログでも放送前に紹介しておりました。

参考記事:AKB48グループ衣装工房にNHK「探検バクモン」が潜入

先日、録画した番組を見たのですが、とても良い内容でとても参考になったので、今回はこの番組から学んだことを簡単にまとめて紹介しようと思います。

探検バクモン「AKB48グループ衣装工房」に学ぶ衣装を使ったヒット戦略

AKB衣装にみるヒットの戦略

1.身近に感じさせる

2.飽きさせない

3.メンバーの内面を育てる

1.身近に感じさせる

初期のころに制服の衣装を使っていたのは戦略

初期のころは、当時のメンバー中高生だったため身近さを感じさせることを意識して制服を使った。

近所のかわいい女の子をイメージさせろことにより共感が得られ、ファンとの距離の近さを感じさせることに成功した。

制服を可愛くアレンジした衣装

AKB制服は可愛くアレンジすることで見る人に印象づける工夫がされている。

ボタンを掛け違いにする

制服を着ることが決められている中あえてボタンを掛け違いにするシャツの着せ方で、決められた範囲内でしか反抗ができないティーンエイジャー特有の抵抗や葛藤を表した。

違和感を与えることで印象に残す

●制服のボタンを掛け違いにする。

●制服を着ているのに靴をブーツにする。

このような違和感を感じさせることにより、人の印象に強く残るという。

また、AKBはなんであの娘がセンターなの?なんであの娘がメンバーにいるの?と感じさせるのも違和感を利用した印象づけになっているという。

2.飽きさせない

衣装に人を飽きさせないための仕掛け

アイドルは目で楽しむものと思ってる。

だから、AKBどんな衣装を着るの?衣装でどんなことするの?と思わせたいという。

●身近に感じられる親近感
●ちょっとした違和感をあえて作ることによる印象づけ
●コンサート衣装が一瞬で変わるなどのサプライズ

このような、さまざまな仕掛けをすることにより見る人を飽きさせない工夫がされている。

飽きさせないこだわり

帽子、首飾りなどの小物を首周りや頭に派手につけること。

これが飽きさせない秘策だという。

テレビ用とステージ用では小物が違う

テレビではカメラがよることが多いので、画角的に派手に華やかに見えるような小物。

ステージでは見ているファンに推しメンが遠くからでもどこにいるかわかるように大きめな小物を用意し、見分けがつきやすいようにする。

ひとりひとり違うデザイン

その人のキャラクター、髪型を見て、そのアイドルに合わせて小物を考えて作る。

3.メンバーの内面を育てる

例えば選抜の新曲衣装の制作の時

選抜の新曲の衣装が出来上がるまでには次の作業がある

曲のイメージ固まる→デザイン画作成→チェック→デザイン決定→選抜メンバー16人ごとにアレンジ→衣装製作・着工

ここまでの作業が約1週間で行なわれるという。

このあとメンバーが、初めて衣装と対面しフィッティングして最終調整に入る。

衣装を着る本人が納得する衣装に仕上げる

最終調整で大切にしていることは、個性を活かすこと本人が納得すること。

作り手がこれがいいものだと決めつけるのではなく、衣装を着る人の気持ちを一番大事にしている。

着る人の自信や元気につながる衣装に仕上げる

本人たちがその衣装でテンションが上がったりとか、ステージに立つ自信にならなければいい衣装とは言えない。

最後フィッティングして納得して、これだったら恥ずかしい気持ちじゃなくて元気にパフォーマンスできる衣装に仕上げる。

選抜入るのを目標にしてほしい

AKBの衣装作りは、手作りの部分がかなり多く、ひとつひとつに工夫がされている。

特に選抜の衣装は豪華で飾りも多いし、みんな形が違うから当然のように個性が出る

衣装総責任者の茅野しのぶさんは、番組の最後にこのコメントを残している。

「AKBでは選抜に入るのことが重要。選抜に入るのを目標にしてほしいし、欲を持ってほしいと思っている。」

「作りて側が汗を必死になって流さないと、見ている側が涙を流せない」